旧帝大医学部の特徴は?        難易度、雰囲気を解説

本コラムでは日本において旧帝大と言われる大学6つの医学部について解説します。

 

旧帝大医学部といえば難関として知られていますが、大学の沿革、設備や学生の雰囲気はどうなのでしょうか、それぞれの大学の特徴を丁寧に整理していきます。

医学部受験する人はぜひ参考にしてください。

 

◆1旧帝大医学部とは

旧帝大とは、旧帝国大学の略称で、戦前からある国内最難関の国立大学群を指します。

1886年帝国大学令によって、「旧制高等教育機関(大学)」として創設され、第二次世界大戦後に国立総合大学となりました。

旧帝国大学の大学一覧】

北海道大学東北大学東京大学
名古屋大学京都大学大阪大学九州大学

近年旧帝大のブランドは落ちつつある。文系ならかつて三高商(一橋、神戸、大阪市立)の代表格である一橋大学が、今では旧帝大を抜いてトップですし、理系ならかつては単なる職工学校であった東工大が、国内理工系の最高峰と言われるようになった。

だがしかし、医学界では未だ旧帝大のブランド、研究力、地位において健在で他の地方国公立大や私立大の医学部は後塵を拝します。

そのため、将来は研究者として日本で研究をしたいと思っている人や大学病院、開業院で働くときに旧帝大ブランドを使いできるだけ出世したい人はぜひ旧帝大に行くべきである。

◆2旧帝大医学部の難易度

文部科学省の基本調査によると、高校卒業後に大学へ進学する学生数は「約57.5万人」とされています。

さらに、21年度の旧帝国大学への総入学者数は「約19,000人」となっています。

ここから分かる通り、旧帝大への進学率は上位3.3%に入るのです。

 

以下、旧帝大の偏差値です。一番高い偏差値が各大学の医学部の偏差値です。

大学

偏差値帯

北海道大学

50.0 〜 65.0

東北大学

52.5 〜 67.5

東京大学

67.5 〜 72.5

名古屋大学

52.5 〜 67.5

京都大学

60.0 〜 72.5

大阪大学

57.5 〜 70.0

九州大学

52.5 〜 67.5

https://www.takeda.tv/ueno/blog/post-225164/より引用

偏差値については後々各大学ごとに詳しく紹介します。

 

次に各大学の科研費です。科研費は、研究者が自分の研究について研究費を計算して、応募して、審査され、合格した場合に与えられる研究費です。この科研費国公立大学にとって研究力と直接つながってきます。

   

新規採択件数合計 基盤研究(A) 基盤研究(B) 基盤研究(C)  若手研究 新学術領域研究(研究領域提案型)   奨励研究
1 東京大学  1189 100 270 314 398 91 16
2 京都大学  840 62 205 267 246 53 7
3 大阪大学  796 42 137 293 264 58 2
4 東北大学  714 41 152 241 222 48 10
5 九州大学  585 35 112 231 171 34 2
6 名古屋大学  530 26 118 191 138 52 5
7 北海道大学  488 20 97 223 105 37

6

http://scienceandtechnology.jp/archives/35970より引用

研究に関してはやはり旧帝大が上位7位すべてにランクインしており研究力が高いと言えます。ちなみに広島大学神戸大学千葉大学も研究で有名なので調べてみてください。

◆3旧帝大医学部➀ 北海道大学 世界を目指せ、知の開拓者たち。 

基本情報

◆4旧帝大医学部➁ 東北大学「研究第一」と「門戸開放」

◆5旧帝大医学部➂ 東京大学「志ある卓越。」

◆6旧帝大医学部④ 名古屋大学 人を伸ばす、明日を創る、世界と歩む

◆7旧帝大医学部⑤ 京都大学『京大力、新輝点。』

◆8旧帝大医学部⑥ 大阪大学 地域に生き世界に伸びる

◆9旧帝大医学部⑦ 九州大学 世界へ飛躍する九大新世紀